自分でもできる!ガラスの取り付け・交換方法
ガラスの取り付けと聞くと、非常に難しそうに感じるかもしれませんが、実は手順さえ守れば、誰でも交換することができます。下記で取り付け・交換方法をご紹介いたしますので、ご参考にご覧ください。
サッシの対称方向の「サッシ固定ビス」を外す。
- サッシの下の桟には、「サッシ固定ビス」と「戸車の高さ調整ビス」があります。
高さ調整ビスを外してしまうと戸車が機能しなくなるので、必ず「サッシ固定ビス」を外してください。
サッシをバラしてガラスを取り外す。
- サッシが固くて外せない場合は、ゴムハンマーなどでサッシを傷つけないように外してください。
ガラスにビートを巻く。
- カットするときは、ビートを完全に切り落とさないように注意しましょう。、ビート巾の2/3だけカットします。
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残り三方も同じように角を出し、ビートを取り付ける。
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ちょうど良い長さで、ビートをカットします。
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ビート交換ができました。
ガラスをはめ込み、サッシを組み立てる。
バラしたサッシにビートを巻いたガラスをはめ込み、外れ止めと戸車のサッシ固定ビスを取り付けます。
「採寸方法が分からない…」という方のための、ガラスサイズの測り方
「ガラスを交換したいけど、正確な寸法が分からない…」とお悩みの方必見。実は、取り付け・交換と同じように、採寸方法も手順さえ間違えていなければ、簡単に行うことが可能です。サッシをバラす方法とバラさない方法をご紹介いたしますので、ご覧ください。
サッシをバラさずに測る方法
ガラスの内寸法を測る。
ガラスの内寸法を測ります。
内寸法とは、ゴムとゴムの内側の寸法を指します。
横寸法(W寸法)と縦寸法(H寸法)を測ってください。
- ▼ 写真の場合
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- 横寸法(W寸法)…343mm
- 縦寸法(H寸法)…702mm
ゴムビートの中に、ガラスがどれくらい入っているかを測る。
厚みの薄い差金定規(さしがねじょうぎ)を、ガラスとビートの間に挿し込み、ゴムビートの中にガラスがどれくらい入っているかを計測します。
写真の場合、9mm入っているのが分かります。
ガラス全体の寸法を計算する。
▼ ゴムビートに入っている部分を計算します。
- 内寸法+(ゴムビートに入っている部分×2)-1~2mm=ガラス寸法
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- 横寸法(W寸法):343mm+(9mm×2)-1mm=360mm
- 縦寸法(H寸法):702mm+(9mm×2)-1mm=719mm
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- ・内寸法にゴムビートが入っている部分を足して、1~2mm引くと、サッシに入れやすくなります。
- ・計算して、A+Bの寸法が12~13mmになるサッシが一般的です。
サッシをバラして測る方法
まず、サッシをバラします。
上桟と縦桟を外します。
※ ガラスの取り付け・交換方法 手順①と同じ
方法です。
ガラスの寸法を測ります。
ビートの隙間から見えるガラスの角から、角の寸法を測ります。角から角の寸法がガラスの寸法になります。
次に、横と縦の寸法を測ります。
測りづらい場合は、サッシからガラスを外すと測りやすいです。
ゴムビートをずらして、ガラスの厚みも測ることができます。
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- ガラス寸法は大きいと入れづらいですが、1~2mm小さくても問題ありません。寸法に自信がない場合は、1mm引きましょう。
- 計算してA+B の寸法が12~13mmになるサッシが一般的です。